2025/07/01 08:56

染色家として知られる芹沢銈介ですが、絵本や装幀(ブックデザイン)など、本に関する膨大な仕事も残しています。絵本作家としては、『絵本どんきほうて』や『沖縄風物』など、50冊以上にのぼる絵本を残しました。1ページ1ページ、型染や合羽刷などの技法によって表現したもので、表紙や製本にも徹底的にこだわった手仕事の絵本です。また優れた装幀家としても知られ、型染や肉筆などを駆使して、川端康成著『雪国』や獅子文六著『可否道』をはじめとする、単行本や雑誌など500冊以上をデザインしました。加えて数多くの挿絵や小間絵(カット)も手がけています。この展覧会では、絵本と装幀本150点を中心に展示し、芹沢が活躍したもうひとつのフィールド、本の仕事をご覧いただきます。

展示の詳細は下記HPよりご覧ください。

新しい展覧会とともにミュージアムショップもリニューアルしました!

・芹沢銈介型染うちわ(たくみ)
・倉敷の民藝(今吉商店の花筵の花ござ・テーブルセンター・コースター・瓶敷等、須浪亨商店の革巻きいかご、倉敷緞通の芹沢模様のマット等)
・出雲民藝紙の手漉き和紙の便箋セット、名刺入れ、はがき等
・桂樹舎(富山県)の型染和紙オリジナル製品、卓上カレンダー
・豊永盛人さん(沖縄県)の張り子、スタジオde-jinの石獅子
・高野繁廣さんや岡本朋也さん(北海道二風谷)のアイヌ民具
・瀬戸本業窯(愛知県)、井上尚之さん(熊本県)、陶藝玉城(沖縄県)の器
・定番の芹沢銈介模様の暖簾や風呂敷

の充実したラインナップでご紹介しています。
美術館鑑賞とともにミュージアムショップもお楽しみください。